Googleの広告管理システム「DFPスタンダード」を使ってみた

Webサイトを色々持っていると広告管理が面倒になってきます。
面倒ですが、この点はきっちり抑えないといけない問題です。
うちも面倒になってきたので、広告管理を検討することに。
3年くらい前は「AdLantis」を使っていましたが、
Adsenseの収益がメインになっている現状なので、今回は「DFPスタンダード」に挑戦してみることに。

このDFPはGoogleが提供する広告管理システムで、月間9000万imp以下であれば無料で利用できます。
殆どの中小企業、個人サイトはこれで事足りますね。
ただ、モバイルに関してはAdsenseの配信しか対応していません。(2011/2月時点)

で、このDFPでは何ができるかというと...
  • 広告枠の管理:スケジュール管理まで可能/最適化など
  • レポートの作成:imp数、CTRなどがクリエイティブごとに集計可能

などと、無料でここまで出来るのか!という内容。
ただ、機能がありすぎて慣れるまで扱いにくいです。
使いこなせれば相当収益を向上できそうな機能が揃ってます。
特に純広告を扱っている場合はレポートの提出などにも便利!

とは言うものの、便利なのですが、とにかく分かりづらいので簡単に使い方をご説明します。


広告枠を決めておく

管理画面をいじくる前に、事前にどの場所に広告を置くか考えておきましょう。
先に決めておかないと、たぶん訳が分からなくなります。。。

広告ユニットの作成

この広告ユニットが、いわゆる「広告枠」になります。
必要な広告枠を初めに用意しましょう。(PCヘッダ、PCフッタなど)
「在庫」⇒「広告ユニット」⇒「新しい広告ユニット」で作成できます。
自分で管理しやすい名称をつけて設定していくと良いでしょう。
※デフォルトの設定で、広告枠に空きがあるとAdsenseが出るように設定されています。
 チェックを外せば、空きがある場合は何も表示されなくなります。

プレースメントの作成

このプレースメントは、Adsenseでいうところの「チャネル」になります。
特に設定しなくても配信することは可能ですが、設定しておいた方が良いです。
AdWordsにチェックを入れておけば、AdWordsからプレースメントできたり、
DoubleClick Ad Plannerにチェックを入れておくと「Ad Planner」から広告枠が参照できるように。

オーダーの作成

このオーダーでクリエイティブ(広告)の設定などが行えます。
「オーダー」⇒「新しいオーダー」から作成しましょう。
1つのオーダーに複数のクリエイティブが設定できるため、ローテーションも可能です。
配信期間、表示回数の調整、最適化などもここで行えます。

タグの作成

上記が一通り終わると、あとはWebサイトにはるタグを生成するだけです。
「在庫」⇒「タグの作成」からコードを生成して張りましょう。
ヘッダ内とbody内用に2種類生成されるので、両方指定された位置に張ればOK。
複数の広告ユニットがあって、それらが同じWebサイト内での配信であれば、
タグ生成時に必要な分のユニットを指定し、まとめてコードを生成すると良いです。


以上が簡単な使い方になります。
私もいくつかのサイトで使用してみましたが、
一度掲載が始まったオーダーのクリエイティブを一度変更すると、
数時間そのユニットが表示されなくなりました...。これがちょっと気がかりですね。
ちなみにAdsenseのチェックは外してるので、何も表示されなくなります。
数時間~半日くらい経つと通常通り表示されました。
何か設定がおかしいのかな?
とりあえず現時点では唯一そこだけ気になります。
研究がてら、もう少しDFPを使ってみることにします。

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